稲盛和夫さんの『ザ・フィソロフィ』ですよー
こんにちは、サチヲです。
今朝は、雨が強く降っていて出勤するのに大変でしたね。
なのに、午後には晴れました。
ハイヤーという仕事柄、常に車を綺麗にしなくてはいけないので、このような天気が一番面倒くさいです。
雨なら一日中雨。晴れなら晴れが楽ちんなんです。
そんな感じで、車を洗っていると…小さなキズが結構ついているんです。
浅いキズなら、コンパウンド入り(磨き粉)のワックスで落ちるので、「仕事がどんどん増えるなぁ」と思いながら洗っていました。
その時、あることを考えました。
「あ。こりゃ、次は大きなキズをつける前兆だ。」
と。
車をぶつけたり事故や違反をするときは、大体運転に慣れたころ、舐めて運転するといいますか…私の場合、典型的な驕りや慢心からくるんですよ。
この前も、コインパーキングから出る時に左側のドアを柱に「ガリッ」とやりました。
まさに、得意になって心の中で「このくらいの狭い駐車場なんて簡単に出せるよ」と、自慢にも似た感情で運転すると…車のキズと共に、始末書という私の心にもちゃんとキズをつけて戒めてくれます。
普通に考えたら浅はかな行動で、甘い考えでめちゃくちゃ恥ずかしいですが、困ることにこれが“定期的”くるんですよ。
これは、年齢性別問わずあるのかなぁと思ってます。
身近なところだと、私の息子からもある意味“学ぶ”ことがあります。
歩きはじめた頃は、慎重に一歩一歩確かめながら歩き、そして普通によちよちと歩き、やがて走りはじめた時に転んで大きなケガして大泣きをする。
そして、大泣きをする息子を抱きながら
「息子よ、今調子に乗ったよね」
と思うのです。
料理をする方なら、慣れはじめた頃に包丁で手を切る。
営業で言えば、名前を間違えたり、書類を忘れたりする。
経営者で言えば、不祥事を起こし、謝罪会見をすることになる。
全てとは言えませんが、驕りや慢心から、注意力がなくなったり、まわりが見えなくなったり、謙虚さがなくなり、油断をする。
でも、ちょっと待ってください。
私が言いたいのは、よくある「驕りや慢心はよくないよー」みたいな啓発をするのではないのです。
見るべきはその前の事象と言いますか、そこに至る経緯を評したいのです。
息子を含め、驕りや慢心になった方全てに捧げたいのです。
「凄いッッ!よくがんばったね♬やっぱり天才だよー!!」
という賞賛を。
要は、上手に歩けるようになったから…美味しいお料理ができるようになったから…結果成果が追いついてきたから…立派な会社をつくったから…なんです。
ただね。やっぱり、イケてる人に対してみなさん注意できます?
まぁ、明らかに大怪我や犯罪行為とわかる時は言いますが…。
色々なパターンがあると思いますが、息子で言えば
“こんなにがんばってるのに、途中で冷めるようなことは言えないし、成長の妨げになる”
と思って言えなかったんです。
ましては、側近でも社長に言えますかという話です。
なんせ、ケガするか、成長するかの瀬戸際ですからね。
でも、誰も言わなくても結局は、
『調子にのるなよ。色々なケガをするからさ』
という、身にしみて分かる“出来事”が起きるんですよ。
実は、その後も大切なんです。
たとえケガをしたとしても、謙虚に“出来事”を受け止めて、次に繋げれば結果オーライかと思います。
京セラの創業者である稲盛和夫さん曰く
『謙虚にして驕らず、さらに努力を』
とあります。
だから、私も「運転うまくなったー!やったー」と自分のことを自分で褒めながらも、ぶつけるパターンを学び、次は同じ過ちを犯さないよう精進いたします。
でも、やっぱりがんばった自分を褒めてもらいたいですよね。
もし、近くで大怪我しそうな人見かけたら褒めてあげるのも良いと思います。
その方が、喜ばれるし、気づく人は気づくし、気づかなくても学ぶ機会がくるしね。
改めて、息子の成長と失敗の数が半端ないです。
だからこそ、「よくがんばったね~♬ぎゅ~~」って毎回抱きしめたいと思います。
結局は親バカという話でしたね。
失礼しました。
あ。稲盛和夫さんに興味がある方はこちらを見ると良いかもです。
https://www.kyocera.co.jp/inamori/philosophy/philosophy29.html
ではまた。