『まだ見えぬ でも地続きの 俺の道』 〜by朋美
こんにちは、サチヲです。
表題は、野宮朋美さんの言葉で、REAL 6巻 より抜粋しました。
今回は非常に熱いです。
井上雄彦さんの作品はバガボンドやスラムダンクともありますが、REALほど等身大で現実味があり、全ての登場人物が主人公であり、それぞれが“あがき”、“苦悩”する姿が非常に人間臭く、何度も涙し元気をもらった『本』です。
私は、自分で言うのもなんですが、すごい楽観的で、人からも「悩みなんてないでしょ?」と言われるくらいです。
実は、そんな私でも道を迷ったり、不安になったり、自信をなくすこともあるんですよん。
そんなマイナスな状態の時になると、先のことはもちろん、今いる場所にも疑心暗鬼となり、全ての行動が止まる時があります。
そんな時に思い出すと、グッと歯を食いしばり前に進めてくれる言葉があるんです。
それは、6巻から…
居酒屋で夢を持っているバンドマンが、現状に対して愚痴を言っている場面で野宮朋美がぼそりと話し始めました。
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偉いね
目指すものがあって…
おれは、何を目指すのかすらまだ見つかってねーや
でも、だからこそ
今を生きることにした
おめーが踏みにじってる今を
今いる場所がつまんねぇ職場だろうと
おれの道であることに変わりはねぇ
俺のゴールにどうやってつながるかは知らねえが
いつかつながることだけは確かだ
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いやはや。グッときますね。
今いる場所で、あがかないでどうするの?
急に、隣から違う道が出てくるわけでもない。
かといって、今の現実や環境を嘆いたら上から蜘蛛の糸が落ちてくるのか?
いや。ない。
よく…「いざとなったらオレはできる!」という言葉を聞くときがありますが、目の前の『今』が出来ないで『いざという時』ができるとは到底思えません。
更に、私はよく「今日は本を忙しくて読めなかったなぁ」という日があります。
いやいや待て待てと。
それは、おまえが「本を読まない」ということを自ら選択しただけでしょと。
忙しさは全く関係ありません。
本気で本を読みたいのであれば、どうにかして時間をつくって「本を読む」という出来事を選択しているはずなんです。
だって、好きな人とのデートの時間は『仕事が忙しい』くらいでキャンセルしないでしょと。
もー、どーにかして同僚に手伝ってもらったり、この日の為に上司には奉公しまくり、挙げ句の果てには身内を殺してでも休んで、好きな人に会いに行きますよ。
全ての選択に言えますが『それ』の行動にまで至らないのは…興味がないか、余裕があるか、本当は好きではないか、危機感がないか、もしくは暇なのかと思います。
そんなことを自分に言い聞かせながら、『他人』や『環境』のせいにしないように戒めています。
…まだまだ未熟ですけど。
でも。
それでもやっぱり、不安になる時にこの言葉を思い出します。
現状がどんなに悲惨でも…今やっていることが凄い不安に思っても…
今歩いている道が、地続きで未来の『なりたい自分』に向かう道なんだと教えてくれて背中を押してくれます。
というか、そう考えると…その今の『悪い現実』は、『自分が選択し続けた結果』なのではないでしょうか。
つくづく、『今』の出来事を連続して積み重ねてきたものが未来の『今』という実績をつくるんですね。
良い実績をだすには『自己管理』『時間管理』の徹底の難しさに痛感します。
なんせ、自分にはとことん甘いですからね。。
だから、『こうなりたいんだ!』という明確な目的が必要なんですね。
いやはや、やることいっぱいだ。
でも、マイペースでやりますよん。
ではまた。