お嬢様ことば速修講座 加藤ゑみ子【読書感想】
お嬢様ことば速修講座 加藤ゑみ子…
こんばんは、サチヲです。
今回の本は、立ち居振る舞い、言葉はもちろんのこと、この言葉で嫌いな相手をやり過ごす手段を増やしたいなぁと考えている人にはもってこいの本『 お嬢様ことば速修講座 加藤ゑみ子著』です。
加藤さんの本は数冊出ていますが、私はまだコレしか読んでいません。
しかしこの一冊で、加藤さんのおしとやかさと『毒』が分かると思います。
というか、お嬢様言葉というのは『のらりくらり曖昧な言葉を時間をかけてごまかす』のかと思うくらい実際『雑』のようにも思えます。
メモを抜粋すると…
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ことに、肯定しかねるようなお尋ねや、お答えしたくないご質問や話題に対しては
『ええ』
とおっしゃったあと、再び、二秒以上、間をおとりになって
『さようでございますねえ』
再び、間、そして、
『さようでございますか』
などと、お続けになることでございます
↓
結局、何が言いたいのか、わからなくなってしまいそうですって?
そう、それで良いのでございます
↓
お答えになりたくないことについては、否定とも肯定ともとれるような、曖昧なご返事を、たっぷり時間をかけてなさるのが、お嬢さまでございます
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とか!
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不慮の事態や失敗や、大げさなお世辞を言われてしまったり、お答えになりたくないようなときには、ゆったり沈黙
どうしてもことばが見つからなかったら、沈黙のままほほえんでいればどうにかなる
相手がなんとかなるしてくれましょう
↓
誤って、何かを倒してしまわれたような場合も、素早くしようとなさるから「あっ、すみません!」とぺこぺこしまわれることになります
↓
『あら』
と、三秒間、途方に暮れていらっしゃれば、どなたかが、どうにかしてくださることでしょう
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とかとか!
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「不意の遭遇」にはとにかく沈黙
お紅茶の銘柄がわからない時など、お答えになる場合は…
『ええ』
と、おもむろに目を伏せ、深呼吸、そして
『何がございますの?』
とお尋ねになればよろしいでしょう
この間三秒ぐらい間をおいてかまいません
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いかがでございましょうか。
これがお嬢様様の処世術の一端でございます。
おっさんのわたくしめとはかけ離れてはございますが、穏便に事を成し遂げていきたいと思います。
ではこれにて。
…違うか!?
ではまた。