モンキー・D・ルフィという漢
こんばんは、サチヲです。
私の人生指定図書のひとつ『ワンピース』です。
情報が出尽くした漫画なので、今更【ネタバレ注意】と書いても「そんなの知ってるよ」と、つっこまれると思いますが…一応【ネタバレ注意】です。
よろしいでしょうか。
魂の1ページです。
そう。
『自分の言動で周りに迷惑を定期的にかけているのになんら悪びれない強靭な精神力を持った海賊王大好きゴム人間』ことルフィです。
ルフィの特徴として、『ルフィから発せられた言葉は全て本当に思っていること』というのがあります。
漫画によくある、キャラが喋ってる実線の吹き出しの裏で、実はこー思ってるんだよー的なことってありますよね。
もちろん実社会でも、言葉とは裏腹にという感じでありますよね。
ルフィには『それ』が無いんです。
このタイミングでそれを言ったら話が拗れるのに、嫌いな人には『おまえ、嫌いだ』と。
このタイミングでそれを言ったら余計な戦いが始まってしまうのに、むかつく人には『おまえむかつくな』と。
敵やこれからも絶対に仲間にならないような人が、良いことをしたら『おまえ、いいやつだな』と。
これは著者である小田さんも仰っている事なのでオフィシャルな設定と聞くと冷めがちですが、これが明確に『魅力』のひとつだと認識しています。
そんな数ある魅力の中の1ページです。
計画では、『目の前の敵』とその先にいる『強大な敵』を相討ちにさせる。
だから目の前の敵を倒してしまうと、将来倒したい強大な敵に目をつけられて直接ルフィ達が戦うことになる。
それなのに、この国で数々の惨状を見てしまったら『見逃す』ことなんて到底無理。
だからこそ出た言葉。
特筆すべきは、3コマ目のゾロが刀を『カチャ』っと戦闘態勢に入ったところですね。
ルフィが勝手に方向転換したにもかかわらず、しっかり理解し『目の前の敵』に標準を定めた瞬間ですね。
いやはや、盛り上げ上手!
ではまた。