日本の礼儀作法〜宮家の教え〜 竹田恒泰
こんにちは、サチヲです。
最近、神道の礼儀作法を学び、正しい立ち居振る舞いを身につけたいと切に願いました。
というのも、47歳の私が27歳の若人に割り箸の割り方を学んだくらい全くなっていない状態でしたんでね。。
そこで、日本人なら『神道』から学ぶべきと考え、宮家であり、他の本も読み易い竹田恒泰さんの本を選びました。
『作法は先ず食事から』といわれ、箸に手をつけた瞬間その人の評価が決まる。
知らないでは済まされない日本人の常識だそうです。
コレ、私の場合一発でお里が知られることになりますね。
最初で感動してしまったのですが『いただきます』とは、元々は『あなたの命をいただきます』という意味で、大自然の恵みに感謝する言葉なんです。
素晴らしいです。
私は全く『命』のところまで感謝が届いていませんでした。
そして『ごちそうさま』は元の『ご馳走様』とあるように、自分のために走り回って食事を整えてくれた人の働きに感謝する言葉なんです。
最高です。
でも、辛うじてこれは聞いたことがありますが忘れていました。
ちなみに、たとえ自分で料理したとしても、稲や野菜を育て、魚を捕り、塩をつくり…更にいえば、調理器具や食器を作った人、食材を運んだ人、ガスを通した人など大勢の人々の手を経て、ようやく用意できるものであると。
だから、「人々の尊い働きに感謝します」という気持ちで「ごちそうさまでした」と唱える。
この2つの言葉の意味を理解し、しっかりと唱えることで食べ方も変わると思います。
今夜の食事はしっかり手を合わしてから感謝の言葉を唱えます。
ちなみに、昔から「飯の喰い方の汚い奴は出世できない」ということを聞いたことがありますが、確かにそうですよね。
そういう人は、物事に感謝できない人に違いないと思われてもしょうがないですよね。
これが冒頭で述べた『知らなかったでは済まされない』ことなんですね。
他にもまだまだ面白いことが書いてありましたが、「へぇ〜」と思ったことがコレ。
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謙譲語をして2つに分類して覚える必要はなく、また、敬語は何かを美化することを目的に使うものではないため『美化語』なるものは認めない
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例えば『お米』、『お』を付けることで『普通の米』が美化され『尊い米』になると考えるのはおかしい
↓
なぜなら、『米』はそれ自体が尊いものであり、故に尊い『米』に『お』を付けるのである
↓
つまり、最初から尊いから『お』を付いているのである
また、『お食事』というのは尊い方に差し上げる「食事」を「お食事」という決まりがあるだけのこと
↓
微妙な違いだが、敬語の本質に関わる問題である
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「へぇ〜」ですよね。
更にひとつ。
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よくある間違いを二つ
「申し訳ございません」
↓
『申し訳ないことでございます』
「とんでもございません」
↓
『とんでもないことでございます』
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これは間違って使っていました。
もちろん大事にはならないでしょうが、伝わる方には言葉遣いがしっかり誠実に伝わりますよね。
いやはや。
ではまた。