『読者ハ読ムナ(笑)』という本…最高です。
こんにちは、サチヲです。
なんと、この本をまだ第1章しか読んでないのに感動してブログに書いちゃいました。
『読者ハ読ムナ(笑)』藤田和日郎 飯田一史著です。本体価格741円です。
安い。そして価値がある。
藤田和日郎さんとは漫画家さんで、『うしおととら』や『からくりサーカス』『月光条例』とか、現在では『双亡亭壊すべし』を少年サンデーにて連載中の現役漫画家です。
今後、自分の作品を商業ベースに乗せようと考えている方。
たとえ自分の作品がお金を発生させなくても人に想いを伝えたいと考えている方。
もしくは、趣味から仕事に変化させたいと考えている方にオススメなんです。
ここには、考え方・手段があります。
ただ、それには3つのポイントがあります。
忍耐力、行動、素直さです。
『漫画家』という環境で、実際のやりとりを余すことなく厳密に教えているので、曰く「同業者は読まないで欲しい(笑)」とまで言っている。
これは磨かれる。最前線で戦っているもの同士のやりとりは生半可ではないです。
ちなみに、よく男性に多くみられること。特に私もそうなんですが、『目標の空洞化』に陥りがちかと思います。
例えば、私で言いますと『音楽で食べていけるようになる!』やら『武道館でライヴをやる!』とか『SPEEDと対バンする!』とか目的が我ながら明確で良いと思います。
がしかし、あまりにもその目的が高くて…まぁ3つ目なんてもはや意味がわからないような、かけ離れた“そうなりたい自分”を立ててました。
そして、その目的を達成するための重要な目標設定の仕方がわからない。どういう順番で進めばいいか分からなかったんです。
どんな曲を作り続ければ良いのか?どういうメンバーを集めればよいのか?どのようなライブハウスでやるべきか?どのような事務所にデモテープを送るべきか?等々が絵空事なんですよね。
もう、本当に夢を追ってる感じで、なりたい自分との間に真空状態というか、間がすっぽり抜け落ちてるんですよ。
しかし、世の女性は本当にしっかり見えてますよ。
その辺のところは一応オブラートに包んで私にに言ってくれます。
「あきらかに今あなたがやっている行動じゃ、プロにはなれないよ」と。
でもね、それでも「私はこれで出来る!」と思っているんです。
何故かって?
それは、その空洞化された目標を見ようとしていないし、しかも自分のやり方が1番と思ってるので人の話も聞かないから、漠然と「プロになれる♬」とキラキラした目で思ってるんですよ。
この、私の無意味な輝きますが眩しすぎて、女性は私を見れなくなり…結果「あなたとは一緒に先が見れない」となり去るんですね。
いやはや。
でも、本当は、男性のそーゆー『無根拠な自信』も時には必要なんですけどね。
たまに、貴重で、本当に数少ない女性で、「そんなあなたを応援したい」という方もいますが…
夢を追っている諸君。そんな女性は当たり前にいませんから、もし近くにいるのであれば大事にしでください。
なんか、話が逸れましたが…要は、
「美味いラーメンをつくるぞー!」と決めたのに、麺とスープの作り方を知らない、もしくは存在すら知らない状態のことを『目標の空洞化』といいます。
その、空洞化されたところを、落ち着いて順序立てて道筋を教えてくれる。
具体的なエピソードから、方法論と考え方、進め方が漫画家というフィルターを通して惜しみなく描かれています。
「えー。でも漫画の世界ですよね。自分は全然違うしな…」
いやいや、少々お待ちください!
どんな作品(写真・絵・彫刻・料理・大工・小説・設計・音楽・プレゼン資料・はたまた営業まで)の作り手でも、通用すると思います。
ただし、自己完結する作品なら話は無かったことにして欲しいです。
その作品が、最愛の人1人に対してでも、世界中の人に対してでも、そこの隣の人だけに対してでも、およそ人に伝えたい作品なら、そこに『普遍的な、魂ともいえる大切なコト』がそこあるでしょう。
そう言えば。私のこのブログでも「なかなかどーして読者が増えないなぁ」とか、「いいね的なボタンも押されなければ、足跡さえも増えないなぁ」と嘆いています。
え。まさかこれ…もしかして私は…現在進行形で『目標の空洞化』の絶賛体験中だったりしてるんですよね。
がむしゃらにブログを『ただ書く』ことだけでは、超寺小屋的憩いの場を作り、一緒に学び、一緒に解決し、一緒に進んだり休んだりするような空間を作るなんて程遠いですよね。
そのために、検索される確率をあげるナンチャラ設定をしたり…後は何やればいいかマジで分からねぇだよ。。(まさにコレが目標の空洞化…)
もう少し、書くこと継続しながら学び、『伝える』から『伝わる』瞬間に早く出会えるようにやります。
あ。ちなみに、この本は買います。
いつも思いますが、このような本が図書館で借りれるなんて素晴らしいですね。
では、良い週末を。